CMでお馴染みの「小さなお葬式」に、葬儀費用がどんどん安くなる「早割」サービスがあることをご存じですか?
早割はメリットが多いことで知られていますが、途中で解約した場合はキャンセル料や違約金がかかるのでしょうか。本記事では、早割後の割引額・申込方法・注意点などについて利用者の口コミとともに解説します。小さなお葬式の早割サービスを理解して、安心&お得な終活術を学びましょう。
小さなお葬式の早割とは
小さなお葬式の早割とは、早めに申し込むことで葬儀費用が安くなる割引サービスのことです。
2014年3月28日からサービスを開始し、わずか1年間で5000件の申込みを記録。NHKのテレビ番組で紹介されたこともあり、2022年4月には申込数が29万件を突破。多くの人が小さなお葬式の早割サービスを利用していることが伺えます。
まずは早割の特徴から見ていきましょう。
早く申し込むと葬儀費用が割引される仕組み
小さなお葬式の早割に申し込むことで、葬儀費用(税抜)が最大11万1,000円も安くなります。早割の申込み確定日から30日後・1年後・2年後と段階を踏むごとに割引額がどんどんお得になる仕組みです。
葬儀形式(家族葬・一般葬など)によって割引される額が異なる点はご注意ください。各葬儀形式の割引額は、本編の「小さなお葬式の早割で割引される金額」で紹介しています。
申込みと更新の費用は無料
小さなお葬式の早割は永年無料で申し込めます。以前は申込みに500円が必要でしたが、2018年4月から申込み料・更新の手続料は一切不要。さらに会員費・年会費もありませんから、顧客にとっては非常に嬉しいポイントです。
なお、割引開始日や費用に関する重要なお知らせは、適宜メールなどで通知されます。以前は、申込状況が確認できるマイページ(会員登録者がログインし閲覧できる)サービスがありましたが、2022年10月2日をもって終了しています。
家族や親戚の利用も可能
早割は、申し込んだ本人と三親等までの葬儀に利用できます。申し込み1件に付き、利用は1人までとなっていますが、家族や親戚の利用にも使えるのはお得です。以下、一親等から三親等までの例。
項目 | 内容 |
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一親等 |
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二親等 |
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三親等 |
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小さなお葬式の早割で割引される金額
小さなお葬式の早割に申し込んでおくと、下記表のとおり葬儀費用(税込)が割り引かれます。葬儀形式によって割引額が異なるものの、申込確定日からわずか30日から割引が適用されるのはありがたいですね。
ただし、「小さなお別れ葬プラン」だけ早割が利用できませんのでご注意を。
種類 | 小さな火葬式 | 小さな一日葬 | 小さな家族葬 | 小さな一般葬 | ||||
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葬儀形式 | 葬儀のみ | 葬儀+寺院手配 | 葬儀のみ | 葬儀+寺院手配 | 葬儀のみ | 葬儀+寺院手配 | 葬儀のみ | 葬儀+寺院手配 |
通常価格(税込) | 229,900円 | 309,900円 | 383,900円 | 493,900円 | 493,900円 | 693,900円 | 713,900円 | 913,900円 |
30日後の割引額 | -66,000円 | -67,000円 | -66,000円 | -68,000円 | -66,000円 | -69,000円 | -82,500円 | -90,500円 |
60日後の割引額 | なし | なし | なし | なし | なし | なし | -104,500円 | -120,500円 |
1年後の割引額 | -71,500円 | -74,500円 | -77,000円 | -82,000円 | -82,500円 | -90,500円 | なし | なし |
2年後の割引額 | -77,000円 | -82,500円 | -93,500円 | -102,000円 | -104,500円 | -120,500円 | なし | なし |
小さなお葬式で早割を申し込むメリット
業界内外を問わず、市場戦略としてクーポン配布・紹介割引・互助会(積み立て)などは広く普及していますが、小さなお葬式では、早割プロモーション企画(キャンペーン)を採用することで、企業側・顧客側も複数のメリットを得ています。
ここでは、顧客側の立場から見たメリットを3つご紹介します。
葬儀費用が安くなる
公式サイトの記載からも分かるとおり、事前に申込むだけで通常の葬儀費用(税抜)よりも最大11万1,000円も割引されます。早割の申込み確定日から30日後→1年後→2年後の3ステップで年月を追うごとにお得になる仕組みで、2年経過後も最大割引額は継続します。
有効期限がない
嬉しいことに、早割サービスの有効期限はありません。極端な例ですが、小さなお葬式を運用している株式会社ユニクエストが倒産しない限り、数十年という期間が経過しても割引が適用されるというわけです。
「有効期限までに死ななければ損」などと死期と葛藤する必要がないどころか、月日が経つほどに割引額が高くなるので、お得を手に入れたいならむしろ長生きしてください。
キャンセル料や違約金がかからない
申し込んだあと、たとえ他社でお葬式をあげてもキャンセル料や違約金はかかりません。無料でキャンセルができるというのは大きなメリットです。
小さなお葬式を運営する会社の取締役員(八田氏)によると、世の中の人が元気なうちに葬儀に興味をもってもらうことを狙いとして企画したのが「早割」サービスだと言います。申し込んでおくだけで葬儀の費用も安くなり、キャンセルしても一切お金を取られないという対応の良さが人気の理由です。
小さなお葬式で早割を申し込む注意点
メリットが多い早割サービスですが注意点もあります。早割サービスの利用制限をきちんと理解し、家族や親戚とともに情報をシェアしておきましょう。
ほかのサービスや割引と併用はできない
小さなお葬式では、事前に無料相談・資料請求することで葬儀費用が5万円割引されます。しかし、早割の併用はできませんので注意が必要です。
申込みから30日以内の葬儀は無効
早割を申し込んでから30日以内の葬儀は、サービスが適用されず無効になります。そこで、賢くお得に葬儀をあげたい人は、下記の利用方法がおすすめです。
項目 | おすすめの利用法 |
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30日以内に葬儀予定の人 | 「事前相談・資料請求」で5万円割引を利用 |
30日以降に葬儀予定の人 | 早割サービスを利用 |
早割の利用は最大で10回まで
早割は、1名につき10枚まで申し込め、1枚につき葬儀1回分の割引が適用されます。早割のメリットを知った多くの親族や親戚がリピーターとなる場合がありますが、最大10回までしか利用できないため、早割を使いたい人はあらかじめ人数分加入しておく必要があります。
小さなお葬式の早割に関する良い評判&口コミ
ここでは、良いコメントを代表する口コミを1つご紹介します。早割制度に満足している利用者の声を確認していきましょう。
早割を友人にも勧めている
価格についても、料理を追加で注文しましたが、追加をお願いしたもの以外、葬儀に関して追加費用もかかりませんでした。
早割に入り、親族や友達にも広めています。引用:みん評
早割の魅力を実感したユーザーが、親族や友人にもおすすめしているというコメントです。
追加オプションは別途費用がかかるものの、早割サービスには有効期限・年会費もなく、さらには他社で葬儀をあげてもキャンセル料・違約金もかかりません。申し込んで葬儀を利用するまで一切の手間や費用がかからないという使い勝手の良さが顧客満足度につながり、口コミで広がっていることが伝わってきます。
小さなお葬式の早割に関する悪い評判&口コミ
一方、「早割の意味がない」「最悪だ」と辛口コメントを寄せているユーザーもいます。それぞれの背景を確認し、事前にトラブルを回避しましょう。
早割会員になったのに葬儀を断られた
一度利用した時は満足でしたが
二度目は空きが無く
あっさり簡単に断られ途方にくれました。
だから星0です。早割会員の何も意味が無い引用:みん評
早割会員にも関わらず葬儀自体を断られたご遺族のやり場のない気持ちが伝わるコメントです。予約でいっぱいの火葬場・葬儀場を使用するためには、遺族は待つしかありません。
ここで少しだけ、コメントが書かれた時期の社会背景を確認しておきましょう。上記のコメントが寄せられたのは2022年秋。厚生労働省の報告(人口動態統計速報/令和4年12月分)によると、2022年の国内の死亡数は158万2033人となっており前年より12万9744人(8.9%)も増えています。つまりこの時期は、コロナ禍の影響もあり火葬場や葬儀場の待ち状況が深刻化。火葬場や葬儀場の予約がいっぱいで、東京や神奈川では火葬を10日近く待つケースも。
全国に4000ヶ所の式場と提携している小さなお葬式だからこそ、運営会社がうまくコーディネートして問題解決に取り組んでほしかったと言える一件です。
早割の割引がされなかった
すぐに病院から自宅に霊送してくれたところまではよかったのですが、いざ提示された金額はオプションに次ぐオプションで、プランに入ってるものにも関わらず、業者は含まれていないと言うし、基本の早割金額は全く適用にならず、パンフに大きく出ている金額は1年前からの予約の金額だと言われ、その次の早割は1ヶ月前からの割引になるので、ほとんど正規の料金と変わらず、納得できないので、「小さなお葬式」に問い合わせると、電話口の女性は横柄な態度で、パンフに書いてあるとの一点張り。
引用:みん評
オプションの連続で葬儀費用に不満爆発どころか、その後の電話スタッフの悪態に怒り心頭した投稿者はまさに「泣きっ面に蜂」でお気の毒です。
とはいえ、早割加入日からどのくらいで葬儀を行うかによって割引額が変わることを踏まえると、投稿者がパンフレットに提示されていた安い方の値段と勘違いしていた可能性も否定できません。また、小さなお葬式の早割は、統一された定額プランからの割引サービスであるため、提携先の葬儀社の追加オプションは、残念ながら別途費用が発生することも心得ておきましょう。
小さなお葬式で早割を申し込む流れ
小さなお葬式の早割を申し込む流れをイメージしてみましょう。手続きは約1分で完了しますから、誰でも簡単に申し込めます。
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STEP1資料請求を申し込む下記のいずれかで資料を請求します。【インターネットで資料請求】6項目(名前・フリガナ・住所・電話・送付方法・葬儀予定地域)を入力するだけでOK。【お客様サポートダイヤル】
0120-600-156(通話料無料・365日・24時間) -
STEP2検討する内容を検討し、疑問があれば上記のフリーダイヤルで専門スタッフに相談しましょう。
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STEP3申込みフォームに入力or申込用紙を投函下記いずれかの方法で「早割」を申し込みます。6項目(名前・フリガナ・住所・メルアドor電話・送付方法・申込み枚数)を記入するだけでOK。【申込用紙】資料請求の際に同封されている「早割申込用紙」に必要事項を記入し、ポストに投函する。
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STEP4完了申込みの確認後、「早割申込み証明書」「早割カード」が送られてきたら完了です。
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小さなお葬式の早割はメリットが大きい
小さなお葬式の早割=完全無料の割引サービスです。申し込む手間さえクリアすれば、あとは葬儀の日まで一切の費用や手間はかかりません。申込料・年会費・更新料は永年無料で、最終的に小さなお葬式に依頼しなくてもキャンセル料はかからないという待遇の良さが大きなメリット。
もしもの際にパニックに陥らないためにも早めの準備が大切ですから、以下のような人は小さなお葬式の早割を検討してみると良いでしょう。
- 両親や親戚が高齢者or病気で療養中
- 葬儀のことで迷惑をかけたくない(本人)
なお、小さなお葬式の早割は2年後以降に割引額が最も高くなります。日頃から栄養バランスの摂れた食事・適度な運動などを心がけてできるだけ長生きしてくださいね。