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病院から夜中に死亡連絡があったら・・・|亡くなったときに知りたい11のこと!

病院から夜中に死亡連絡があった 葬儀

深夜に病院から死亡連絡があったとき、頭が真っ白になるのは当然です。

そんなときに冷静に対応するためには、適切な知識をもっておくことが大切です。

夜中に受ける死亡連絡は、通常の時間帯とは異なる特有の問題や対処法があります。

この記事では、そんな病院から夜中に死亡連絡があった人が絶対に知っておくべき11のことを詳しくご紹介します。

突然の悲報に備え、必要な情報を整理しておくことで、少しでも心の負担を軽減しましょう。

病院から夜中に死亡連絡があった人が絶対に知っておくべき11のこと

夜中に病院から死亡連絡を受けた場合、冷静に対応することが重要です。

急な連絡に備えて、知っておくべきポイントを確認しましょう。

本人確認書類や現金を忘れてはいけない

身分証明書類や現金は、必ず持参しましょう。

特に本人確認書類の忘れ物があると、手続きが進まずに手間取ることがあります。

現金も急な費用が発生することを考慮して、必要なら多めに用意しておきましょう。

交通手段がかなり絞られる

夜中は交通手段が限られているため、事前にタクシー会社や運転手の連絡先を確認しておくと安心です。

公共交通機関も運行していない場合もありますので、緊急時の対応策を考えておくことが大切です。

親族や関係者へどのタイミングで連絡するか考える必要がある

死亡連絡を受けた直後に親族や関係者に連絡を入れるのは難しいかもしれませんが、適切なタイミングで連絡を行うことが望ましいです。

以下のタイミングで連絡すべき人を分類しましょう。

  • すぐに連絡するべき人
  • 明日の朝一番に連絡するべき人
  • 落ち着いてから連絡するべき人

死亡診断書などの重要書類の準備に時間がかかる

死亡診断書は、医師が診断を書き上げるのに時間がかかる場合があります。

この手続きが完了しないと次の手続きに進めないものの、夜中の場合には死亡診断書などの書類の作成が遅くなるケースがあります。

書類の作成よりも前に葬儀屋が来てしまい、死亡診断書を受け取る前にご遺体と一緒に葬儀屋さんへ向かわなくてはいけない自体も発生するのです。

その場合は、後ほど病院へ死亡診断書を取りに行ってから出ないと火葬に進めないので、できれば死亡診断書を受け取ってから葬儀屋さんのもとへ向かうようにしてください。

そのあたりの病院で亡くなった後の葬儀までの流れを把握しておくといいでしょう。

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入院費用の精算は翌日以降になる

共通項である入院費用の精算も、夜間は対応できないことが多いです。

そのため、翌日以降に時間を設けて病院にて精算手続きを行う必要があります。

遺品の引き取りは翌日以降になる

遺品の引き取りも、夜中には難しいです。

夜中にガサガサと遺品を回収するとほかの患者さんのご迷惑になるため、基本的には翌日対応となります。

担当医の先生に後日挨拶に伺う必要がある

担当医には、後日改めて挨拶を行うことが礼儀とされています。

お世話になった感謝の気持ちを伝えることが大切です。

夜間の遺体の搬入が難しいケースがある

夜間では、遺体の搬入が難しい場合があります。

火葬場や葬儀場の営業時間外であるため、翌日まで待つ必要があるかもしれません。

その時は、病院で一晩過ごすための準備を検討しましょう。

自宅への遺体の搬送には近隣への配慮が必要

自宅への遺体の搬送を考える際は、近隣への配慮を忘れずに行いましょう。

ポイント 詳細
なるべく静かに搬送作業を行う
挨拶 事前に近隣に簡単な説明をしておく

自身の体調を崩しやすい

夜中の対応は、心身に大きな負担をかけます。

ただでさえ大切な方が亡くなられて心に傷ができている状態のため、無理をせず、適度に休息を取りながら過ごすことが重要です。

初七日などの日数計算を間違いやすい

宗教的な儀式である初七日などは、日数の計算に注意が必要です。

特に夜間の連絡の場合、その日のうちに確認することが望ましいです。

初七日は夜中であろうと、亡くなった当日を1日目として数えます

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亡くなった翌朝にすること

ご家族や大切な方が亡くなった翌朝、冷静に行うべき手続きを把握しておくことは重要です。

突然の出来事に戸惑うかもしれませんが、次に示す手続きに従って進めていきましょう。

死亡届の提出

まず最初に行うべきことは、死亡届の提出です。

死亡届は故人が亡くなったことを正式に記録する書類であり、役所に提出する必要があります。

この届出は、故人の死亡を確認した医師が発行する死亡診断書と一緒に提出します。通常、死亡から7日以内に役所に死亡届を提出しなければなりません。

死亡届を提出することにより公的な手続きが開始されますので、最も優先して行うべき事項と言えるでしょう。

火葬の手配

火葬の手配は葬儀社を通じて行う場合が多いですが、地域によっては直接火葬場に予約することも可能です。

火葬許可証は、死亡届を提出する際に役所から受け取れます。

以下の手順を参考に、手続きを進めてください。

  1. 役所で死亡届を提出して火葬許可証を受け取る
  2. 葬儀社や火葬場に連絡を取って火葬の予約を行う
  3. 火葬の日程が決定したら親族に知らせる

親族や関係者への連絡

亡くなったことをすぐに知らせる必要がある親族や関係者に連絡を取ります。

連絡の際には、故人の名前、亡くなった日時や場所、葬儀やお別れの会の予定を伝えることが重要です。

また、伝えるべき内容をリストアップしておくと便利です。

連絡すべき情報 詳細
故人の名前 故人のフルネーム
死亡日時 具体的な日時
死亡場所 病院や自宅など場所の詳細
葬儀の日時 葬儀やお別れの会の日時

病院での精算や遺品引き取り、担当医への挨拶

病院での精算や遺品の引き取りも、重要な手続きです。

担当の医師や看護師へ最後の挨拶をすることで、感謝の意を伝えることも忘れないようにしましょう。

また、病院での精算や遺品の引き取りについては、担当者に確認しながら進めるとスムーズです。

以下を抜けなく行いましょう。

  • 病院の会計窓口で医療費の精算を行う
  • 病室や遺品管理場所で故人の遺品を引き取る
  • 担当医師や看護師に挨拶を行う

夜中に病院から亡くなった連絡があってから焦らないために事前準備が大切

深夜に病院から家族や親しい人が亡くなったとの連絡を受けることは、誰にとっても非常にショックな体験です。

その瞬間、不安や悲しみといった感情が押し寄せる中で、適切な対応が求められることが多いです。

しかし、事前に冷静に準備をしておくことで、このような非常時にも無駄な焦りを避け、スムーズに対処できるでしょう。